リノベーション「ホーム・インプルーブメント」と云う選択
いま、住宅業界においては様々な問題に直面しています。
少子化による空き家率の上昇や現場に携わる職人の高齢化による労働力の不足、
さらには、ウッドショックや建材の高騰、土地問題もしかりです。
それらの要素が絡み合い、新築住宅やマンションなども
若い世代には手の届きにくい対象となりつつあるのではないかと危惧しています。
そのような状況の中で、私たちはどのような活動を目指して行くべきかを問い直してみました。
過去の経験の中から、中古マンションのリノベーションに可能性を探ってみてはどうか?
そこで、ライフスタイル提案型のクラフツマンスタイルのデザインで
トライアル的にリノベーションをしてみて、さらにその思いを強く持ちました。
いまの若い世代は他人から押し付けられる価値観より、
経済的にも負担が少ない自分達らしい暮らし方を選ぶ傾向にあります。
中古マンションと言う存在に抵抗感が少なく、逆にファッションと同じ様に
ヴィンテージ的な存在として評価する感覚も持ち合わせているようです。
人生の中で、その時に合った生活圏や通勤圏を選び、そしてライフスタイルにフィットさせ、
アクティブに生きていく…そんなマンションリノベーションと云う選択は
世代が求める住まい方にマッチしているのかも知れません。
他にも「エンプティネスター」と呼ばれる、子供たちが巣立ったあとの親世代の住み替えのケース。
そこには郊外から利便性のよいエリアへ、そしてコンパクトな暮らしへと、
心地よく暮らすためのリノベーションの世界が拡がる可能性もあるでしょう。
暮らしの中に海外のデザインを取り入れたい、色のある暮らしを楽しみたいとお考えなら、
空間を創り上げる共同作業を、私たちと一緒にしてみませんか。
デザインに様式を取り入れたありきたりではないディティールでリノベーションをする、
そんな選択肢がある事も考えてみてはいかがでしょうか。